2020-02-23

「変われない会社は生き残れない!」NC複合旋盤を迎え入れました。

本日お邪魔したのは東大阪森河内にある旋盤屋さん、横山製作所様!

今月の取材はちょっと特別。訪問日は横山さんにとって大きな節目となる大切な日でした。

先月の記事でもお伝えしていたNC複合旋盤導入の日です。


朝早くから重量屋さんがいらっしゃり、設置位置や向きの確認をされたり、搬入の導線確保のために既存のマシンを動かしたりとテキパキと作業をされています。

それを見守る横山さん。

少し緊張されているような、今日から再挑戦や!という決意が感じられるような、いよいよこの日を迎えられたとちょっと嬉しそうな…?後ろ姿からもいろいろな感情が読み取れます。金額にして大きな買い物であるのはもちろんのことですが、広くはない町工場で場所を確保するために今までのマシンとお別れしたり、新しい設備のための研修に行ったり、そのために仕事の調整をしたり。横山さんはこれを一人でされています。

新しい設備を入れると言葉で言ってしまえば簡単ですが、こういう背景を思うと本当にすごいこと。作業の一部始終を端で見学させていただきながら、3年後、5年後、10年後のビジョンを持っている会社さんでないとできない決断だなと感じます。横山さんのお知り合いも何名かいらっしゃり「横山さん見守りに来たよ~!」と声をかけられています。私もこの特別な日に取材に来られて良かった!

―横山さんいよいよですね。


「はい。嬉しい!の一言です。2月はもう1度研修に行き、3月からこの複合旋盤も動かして仕事のペースを戻して行きます。時代は変わるから、新しい仕事を自分で取りに行かなければならない。仕事の仕方も変えなければいけない。昨年父が倒れて一人で仕事をするようになってからできる仕事の量が大きく減った。ただでさえ、現場で仕事をしていればFAXで次々と発注書が届いていた時代に比べて仕事が減っているのに、です。待っているだけでは簡単に潰れるという危機感に突き動かされた。あとはやるしかない。」

決意されたのは昨年の8月のこと。その日から約半年でこの日を迎えられています。このままではいけないと考えていた頃に、工作機械メーカーの展示会で話を聞き、即決。このスピード感、意思決定力は横山さんの持ち味です。

そんな話をお聞きしているうちに無事設置完了!!

今回の複合旋盤導入により、今まで汎用機での加工がメインだったために工数が見合わず受けられなかった複雑な加工、ロットの多い依頼、精密さを問われる依頼も受けられるようになります。3月から新たな横山製作所に生まれ変わります!横山さん、今日もありがとうございました。