今回は津島の取締役 常務であり、職人さんでもある岸岡さんにお話を聞くことができました。
ー岸岡さんはずっとこの道にいるのでしょうか?
「18歳の時に社会に出て最初はお肉屋さん、その後は車の整備士、今の仕事に就いてからは28年です。」
-お肉屋さんから!
「はい、もともとは自動車の整備士になりたくてそれまで親戚の手伝いで。自分がものづくりや機械に携わる仕事をするのはイメージはしていました。親が靴の職人でその姿を家でずっと見ていたので、私の中の仕事のイメージが黙々と物に向かうというものに自然となったのだと思います。」
「そういえば幼い頃からやたらと物を分解することが好きで家電を解体しては怒られてました。笑 そんなこんなで自然にこの業界に。整備士から金型屋に転職し、その時の知人の紹介で津島に来たんです。」
ー金型に興味があったのですか?
「いいえ。笑 金型がどんなもんか全く知らず、入ってすぐ『金属の塊がこんな形になるのすげー!』と純粋に感動。知らなかったからこそ衝撃が大きく、この世界にのめりこみましたね。」
ー津島さんはどんな会社でしょう。
「和気あいあいとした会社。チームで仕事をしようって雰囲気があるところが、私が津島で一番好きなとこ。同じ工程でも人により得意不得意があり、機械によって一番うまく作れる人が違うんです。それを互いが理解しているので、各々が黙々と作業しているようでもチームとしての信頼関係があります。仮に誰かが欠けても補い合うので会社として仕事が止まることは絶対無い。何そういう雰囲気を社長が作ってくれてます。」
ー岸岡さんは今どういった仕事をされているのですか?
「今はひたすら部屋に引きこもって図面!めっちゃ苦痛です!」
ーえ!笑
※ここで「この前はこの部屋めっちゃ快適で良いわ~言うてましたやん!」と周りからツッコミが…。和気あいあいとした雰囲気です。笑
「やっぱり現場で物作っていたい!どうしたら図面通りにうまくできるのか考えながらひたすら手を動かし続けている時が一番楽しい。普段も釣りのルアーとか、指輪とか、何でも作りますよ。」
ーこれから挑戦してみたいことは?
「物作って売りたい。自分が作ったものが売れたらおもろいやん。何か種があればどう作るか、どう加工するか、山ほどアイデア出すんやけど、その種を見つけるのが一番難しいよね。」
【編集後記】
お取引先はもちろん社員や外部の人間まで関わる「人」を大切にされる会社さんです。何か緊急で頼みたい、助けて欲しい…そんなお客様から津島様に相談が来る理由はここにもあるのかもしれません。