2020-02-20

開発案件に携わってきた実績から納期・価格のお悩みに応えます

本日お邪魔したのは、東大阪市菱江にある有限会社平沼工作所様。械部品を中心に丸モノ、長モノの加工を行われています。大手機械メーカーの一次下請けとして開発案件にも多く携わっています。



ーお客様からは具体的にどんなご相談を受けることが多いのでしょうか?



平沼様

「僕たちがやり取りをするのはメーカーの技術部の方、調達担当の方ですが『もっと速くできないか。もっと安くできないか。』というご相談に対して、いただいた図面を見て加工の工程をご説明しながら改善の提案をすることが多いです。たとえば、Aの加工をしたいからAに適した刃物、Bの加工にはBに適した刃物…という工程を指示されたとしても、機械には取り付けられる刃の数が決まっているので使う刃が多すぎると工数がかさみます。そういう場合に『ここを変えたら一発で加工できるようになりますが、ここって変えても大丈夫ですか』みたいに提案をして、お客さんが望む速く・安くに応える方法を相談しています。実際に機械を動かして加工してる僕たちにしかわからないこともたくさんあるので、メーカーさんにそういう情報を提供しながら話すことを大事にしています。」

なるほど…。仕様書は原則お客さんから提示されることが多いそうですが、それに目を通した上で、お客さんの意図や優先事項をきっちり理解できるからこそできるご提案ですね。平沼さんは『そこまで考えてやってないよ。』っておっしゃる気もするのですが、お客さんと顔を合わせて会話をしている時間が多い気がします。訪問させていただくのは今回が3度目でしたが、玄関先でお客さんと製品や図面を囲んでお話しされている様子を何度も見かけました。私の中で印象的なのは、お客さんがいらっしゃった時に毎回走って向かう平沼さんの様子。ちょっとしたことかもしれませんが、お客さん目線で考えると嬉しいものです。





加工だけでなく熱処理や研磨まで行い完成品で納品してくれる平沼工作所。材料の状態から完成までの全工程を理解しているので、相談できる幅も広く「困ったらとりあえず平沼さんに見てもらおう」といらっしゃるお客さんも多いのです。



前回の記事でも「提案型」金属加工屋さんと平沼さんのことをお伝えしてきました。次回の記事ではその提案型たる所以について、更に掘り下げてお話をお聞きしたいと思います!

平沼さん、今回もありがとうございました!